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CINTRÉE CURVEX
トノウ カーベックスは、フランク ミュラーが自ら創作した時計ケースです。フランク ミュラーがまだ20代の若き独立時計師の頃に、唯一制作したオーダーメイド時計のフォルムとして開発されました。すぐさまヨーロッパのコレクターの目にとまり、1992年ブランドが誕生してからも、フランク ミュラーの名声とそのフォルムは一心同体を成し、世界中を席巻しました。独自の3次曲線によって立体的なフォルムとなるトノウ カーベックスは、3本の曲線の完璧なバランスによって成り立っています。典型的な20世紀のアールデコ様式のデザインを蘇らせながら、現代のスタイリッシュなデザイン感覚をも併せ持ちます。さらにアヴァンギャルドな文字盤によって、その個性的な表情を際立たせています。
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LONG ISLAND
ロングアイランドは、1920年代から1930年代にかけて一世を風靡した古典を重んじるノヴェチェントスタイルに、現代的なアールデコの解釈を加えることで生み出されました。文字盤いっぱいに描きながらも美しく整ったシルエットをもつビザン数字、クラシックな趣が引用されながらも伸びやかなスペード型の時分針、中心部分には規律ある時間の概念を表現したオーバル状の目盛りなど、フランク ミュラーがロングアイランドを創作する際の大切なインスピレーションの源泉となる、華やかで精緻な20世紀初頭の芸術的なスタイルが随所に凝縮されています。2000年の登場から現在までに、トノウ カーベックスに匹敵する人気コレクションに成長しました。ケースは手首に沿った曲面フォルムのカーベックス形状のため絶妙なフィット感を実現。ドレスアップした手元を品良く彩ります。
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VANGUARD
ヴァンガードは、新たな“時”のコンセプトとフランク ミュラー ウォッチランド社の技術の粋を尽くし、満を持して完成に至りました。デザインは、1920~30年代アールデコ様式の“Streamline Modern”(ストリームライン モダン)における、直線と曲線とが織りなす物体のもつ美しさを、究極に追求して設計されました。その大胆で力強い厚みと曲線を持ったフォルムは、金属の持つ硬質な光と、ビロードのような滑らかさを併せもっています。文字盤には、見返し部分のミニッツレコードに小さく方位角が刻まれ、そこにはフランク ミュラーの時の哲学が込められています。『人世における時間というものは、広い海を航海することと同じように目印の無いもの。だからこそ、時間を身に着けるとき、常に何処にでも行けるという自由な気持ちと、自らの意思を優先して欲しい』という、時の流れの上に、人生のコンパスが刻まれているのです。時のあり方を提案し続けてきたフランクミュラーは、ヴァンガードを通して、常に自分自身の価値観で時間を生きる“時の先駆者”であってほしいとの願いを込めています。
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VANGUARD LADY
ときには大胆に、ときには優雅に――21世紀の現代を生きる女性たちに求められているのは、そんないくつもの表情を楽しむような、柔軟な女性らしさなのかもしれません。フランク ミュラーが提案するのは、近未来的な美を宿した新しいレディスウォッチの世界。ヴァンガード レディは、現代をしなやかに生きる、強く、美しい女性たちのために誕生しました。弧を描く美しいラインで綴られたケースには、バネ棒タイプではなく、表から取り付け位置がわからないようねじ式でストラップを取り付けることで、ボリューム感あふれる豊かなプロポーションがさらに美しく際立っています。クロコダイルストラップの裏地はラバーで仕上げることで、女性の腕にもやさしいフィット感を達成。美観と機能性を兼ね備えた細やかな配慮が、この時計の中に隠されています。
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ROUND
独創的なケースで知られるフランク ミュラーですが、その天才的な技術が世界中で認められた初期の作品には数多くのラウンドケースが採用されています。ベゼルとケース、裏蓋の3ピース構造であるラウンドは、適度に厚みを帯び、立体感を持った伝統的なフォルムながら、他にはない唯一の印象的な表情を見せてくれます。シースルーバックが多いのもラウンドの特徴であり、ブランド創設以降も毎年発表してきた世界初の腕時計のほとんどが、このラウンドケースを使ってつくられてきたように、ブランドの原点がラウンドケースにあり、天才的な技術のエッセンスが凝縮されています。伝統的なスタイルのなかに革新的な機構を載せた象徴的な存在がラウンドケースです。
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CONQUISTADOR
コンキスタドールとは、スペイン語で「征服者」を意味します。このネーミングには、未だに踏み込んでいない新時代を切り開き、腕時計を進化させるというフランク ミュラーの確固たる未来への意志が込められています。コンキスタドールには“曲線の美”と称えられるトノウ カーベックスからのインスピレーションを継承しながらも、これまでにない力強いフォルムを実現しました。その大きな特徴は、ベゼル部分にステップを付け2重構造にすることで適度なボリューム感を持たせ、圧倒的な存在感と機能美を極めています。またストラップにはラバー素材が初採用され、スポーティな造形美を躍動的に引き立たせます。独自に成熟したダイナミズムが感じられるそのフォルムは、時計界で前進し続けるフランク ミュラーの姿そのものと重なります。
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Heart to Heart
恋心や情熱を意味するハートのロマンチックな世界と、ヨーロッパの華やかなアールデコ時代が美しく重なるコレクションです。文字盤のどこかにハートのモチーフがデザインされ、放射状のギョウシェ模様とその美しい透明感で、愛らしい時間を際立たせています。ケースのフォルムは、トノウ カーベックスに新たな表情を加えたアートコレクションの一つとなり、3時と9時の位置にやや膨らみを持たせることで、クラシックなフォルムにはない、とても柔らかく温かな表情をしています。ハートがデザインされたジュエリーは、ヨーロッパでも長い歴史があり、身につけることでその特別な愛情を受け取ってきたとされています。特別なタイムピースを作り出してきたフランク ミュラーだからこそ、何ものにも代えがたい愛を時間と共に表現しています。
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MASTER SQUARE
マスタースクエアは、長方形のロングアイランドと同じく、直線と湾曲をモチーフにしたアールデコ様式からインスピレーションを得たコレクションです。ケースを構成する4辺の長さは規則正しく揃い、文字盤も真四角にフレーミングした中心部から時間が閃光の如く放射状に広がり唯一無二の存在感を示しています。さらに鮮烈でモダンなローマン数字のインデックスがアールデコを象徴的なものとして、華やかな時代の空気を余すところなく体現。またビザン数字のインデックスもバリエーションとして有し、クラシカルで洗練された世界観が美しいバランスを醸し出します。ロングアイランド同様にカーベックス形状のケースは、手首に絶妙な装着感を感じさせてくれます。
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CASABLANCA
1920年代を代表する名作映画にちなんで名づけられたカサブランカはステンレススティールがフランク ミュラーのコレクションに初めて採用されたモデルです。当時のヨーロッパではバカンスに行く時に、傷つきやすい金時計よりも当時の最先端技術でもあり、耐久性に優れたステンレススティール素材の時計を携帯することが粋でした。時代背景を時計に投影したフランク ミュラーは、街路灯の明かりが無いところでも視認性を確保できるよう畜光塗料を施した文字盤も採用しています。モロッコの砂漠の色合い、パリのエレガンス、丈夫なカーフベルトにロウ引きされたステッチなど、歴史とフランク ミュラーの現代的な解釈が見事に融合されています。またオーナーと同じように年齢を重ね、エイジングする文字盤の様子は、時間の経過も機械式時計の醍醐味であることを雄弁に語ります。
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COLOR DREAMS
カラードリームは、フランク ミュラーが休暇を過ごしていたマリンリゾートから発案されています。ビーチで戯れる少年や少女達を見ながら「笑顔が弾ける幸せな時間が、無色透明であるはずがない。色に溢れ鮮やかであるはずだ」と感じた彼は、その感性を文字盤上に落とし込みました。こうして完成したのが、カラフルに彩られたビザン数字が生きる喜びを表現するカラードリームコレクションです。今という時間を大切にし、人々に時の概念を問いかける時の哲学者フランク ミュラーらしい、自由で遊び心あふれる発想が息づいています。
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BLACK CROCO/GOLD CROCO/IRON CROCO
獰猛なクロコダイルをモチーフにして創作された「クロコ」は、圧倒的な生命力と一枚革で覆われたクロコダイルの迫力そのものを時計に表現しています。ケースから文字盤の全てにクロコダイルの竹符模様が彫刻されており、まるで時計自体がクロコダイルストラップの延長であるかのように錯覚させ、巧妙な統一感が見るものを幻惑します。またすべての模様に違和感が無いよう、正確に繋がるように手作業で合わせこまれ、3次元フォルムにおいても狂いなく緻密に削り出しています。ステンレススティールにブラックPVDの仕上げが施されたモデル“ブラック クロコ”に始まり、ステンレススティールの無垢の輝きが美しい“アイアン クロコ”、18Kピンクゴールドの奥深い光沢感をまとった “ゴールド クロコ”など様々な表情を持っています。一見すると強々しい容貌に目を奪われますが、実は高度で正確な技術に裏打ちされた入念な作り込みが特徴の逸品です。
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CRAZY HOURS
クレイジー アワーズは、時の概念についてまったく新しいアプローチで創作されました。通常、時計の表示は一番上に12時があり、1時からはじまりインデックスが順番に配置されています。そのため、現代人は針が指す方角だけで、無意識に時間を認知して、縛られたり、追われたりします。フランク ミュラーは云います「時間は人が作ったものだ、いつ何をしても良いのだ」と…。ごく当たり前に慣れ親しみ使ってきた、12時間に分割された時の在り方を崩すべく、フランク ミュラーはあるべき数字の場所に違う数字を配置し、変則的な見せ方でありながら、正しい時間を刻む芸術品を作り上げました。 “時の哲学者”は、クレイジー アワーズに、人生は決められたものではなく自分自身で決めることができるという、有限な時間の中でもより良く生きる為の願いを込めています。
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MASTER BANKER
マスターバンカーは、フランク ミュラーの友人でもある銀行家から「瞬時に世界の金融市場の時刻が読み取れる腕時計があれば良いのに」という、その何気ないひと言からインスピレーションを得て創られました。3箇所の異なるタイムゾーンを1個の自動巻きムーブメントで時針と分針を表示させ、それぞれの時刻の調整や設定は調整ボタンなどを用いず、1個のリュウズのみで全てを操作する。この画期的な3タイムゾーン機構は機械式時計の長い歴史の中で初めて考案され特許登録された機構であり、フランク ミュラーを物語る上でも重要な代表作の一つです。今やマスターバンカーは銀行家だけではなく、世界を駆け巡るビジネスマン、旅行者にも欠かせないトラベルウォッチの最高峰として確固たる地位を築き上げています。
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VEGAS
ヴェガスは、ラスベガスのカジノからインスピレーションを得た、斬新な遊び心に溢れたラグジュアリーウォッチです。その最大の特徴は文字盤中央に組み込まれたルーレットです。リュウズと同軸に組み込まれたプッシュボタンを押すことで、文字盤中央のルーレット針が猛スピードで回転し、ボタンから手を離せばルーレット上の数字に針が止まります。この世界初の機構もフランク ミュラーが考案した特許の一つですが、既成概念に挑戦するフランク ミュラーの「遊び心」を最も開花させた原点ともいえる傑作です。さらにこの遊び心の深層には、必然と偶然という2つの概念を対峙させています。時間という必然の世界にも偶然の時間があることを伝え、時計を“時”を知るためだけの道具から解放しています。
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SECRET HOURS
シークレット アワーズは、密かに時を刻む腕時計です。通常は、時針も分針も12時位置に留まり、中央の秒針のみ時を刻みます。しかし9時位置にあるプッシュボタンを押すことで、時針と分針が素早く舞うように動きだし、瞬時に現在の時刻を指し示します。フランク ミュラーが考案したこの複雑機構は、着用するオーナーが時間を知りたいと思うその瞬間にのみ、正確な時間を読みだせるよう忠実に時を刻み続けています。時間という概念は、人間が定義づけた規律であり、本来は自由であるべき存在だとフランク ミュラーは考えます。しかし現代において時間を知ることは必要不可欠であります。その現実と理想のどちらも叶えることに取り組み、オーナーの求めに呼応する腕時計は、時には時間を忘れることの大切さを提案してくれる芸術作品となっています。
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CHRONOGRAPH
数ある機械式時計の中でも時刻表示よりも計測機能を主眼に置いたクロノグラフ。約100年前、産業が加速し始めた時代背景と共に成長したこの機能は、長い年月をかけ研究開発がなされたため、複雑に絡み合う見た目の無骨さもさることながら、難解な設計は高度な技術力を必要とすることからブランドの技術力を象徴するものでした。そのような時代背景を尻目に毎年のように世界初の機構を発表するフランク ミュラーは、世界初のクロノグラフ機構をいくつも開発してきました。元来“計器”であるが故の無骨なその容姿は、フランク ミュラーの卓越した美意識と独自のメカニズムによって、まるで類まれな宝石のように、優雅で繊細な輝きを放っています。
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SPLIT SECONDS CHRONOGRAPH
2本の針で役割の違う時間を制御する複雑機構のひとつです。通常の時刻表示に加え、任意の時間を測定できるストップウォッチ機能と途中計時(ラップタイム)を計測できる機能が備わったメカニズムになります。計測前はクロノグラフ秒針とスプリット秒針が12時位置で重なる形で停止しており、ストップウォッチ機能を作動させると2本の針が重なったまま同時に進みます。スプリット秒針専用のプュシュボタンを押すとその瞬間にスプリット秒針のみ停止し、ラップタイムを読み取ることができます。再度プッシュボタンを押すと、前進するクロノグラフ秒針に瞬時に追いつき、次のラップタイムを計測できる準備が整います。このような経過時間の測定を機械式腕時計という狭小スペースで実現するには精度と設計の両面にておいて高い技術力が要求されます。特にデジタル時代の現代において機械的な記憶装置が内蔵されていることは、天才時計師の英知と情熱の賜物です。
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PERPETUAL CALENDAR
機械式時計の古典的な複雑機構の1つであるパーペチュアルカレンダーを、フランク ミュラーは最初期のころから腕時計に採り入れていました。パーペチュアルカレンダー、別名「永久カレンダー」の名の通り、2100年までの暦を正確に示すことができるよう、時計自身が実際の暦に合わせて時を刻みます。大と小の月はもちろんのこと、4年に1度の閏年なども、ムーブメントに完璧に組み込んでいます。秒、分、時間を表示する一連のギアトレインに、日付、曜日、月名、閏年のそれぞれの歯車が連動し、カレンダー機能を実現しているため人為的な修正を必要としません。この超複雑な機構を備えた腕時計は、人が時を知るうえで、その最小単位の秒から最大単位の年まですべてを内蔵し、さらに月齢を知らせるムーンフェイズまで表示されています。複雑極まるその機構は腕時計の中に小さな宇宙を内在しているかのようです。
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TOURBILLON
トゥールビヨンとは、時計を製作する技術のなかでもっとも複雑な機構のひとつです。地球上の重力によって生じる精度の狂いを、時計自ら補正する特殊な機構を備え、その並外れた繊細さと複雑さから、あらゆる時計師にとって最高の夢であり英知の結晶ともいえます。1983年、フランク ミュラーが開発した腕時計のトゥールビヨンは、画期的なシステムによりそれまでの時計史を塗り替えました。複雑時計が基本的にポケット・ウォッチの分野のみに留まっていた時代に、複雑機能を搭載する腕時計という革新的なコンセプトを打ち出したのです。フランク ミュラーのトゥールビヨンはいまやブランドの代名詞となり、独自のトゥールビヨンを搭載した数々の複雑時計で次々と世界初の記録を打ち立てています。
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MINUTE REPEATERS
ミニッツリピーターは、機械式時計における最高位の複雑機構ですが、フランク ミュラーは若くしてミニッツリピーターが備わる世界初の腕時計を数多く発表しています。ミニッツリピーターは時刻を1時間、15分、1分単位にまで分割し、それぞれが異なる音色を発することで、時刻を知らせる機構です。ケース側面のスライドボタンを動かすことで、2本のハンマーが細いリングを叩き、時刻通りの正確なチャイムを鳴らします。またフランク ミュラーは、着用するオーナーのためを想い、誤操作を防ぐセーフティシステムを開発しています。この機構の足跡を辿ると、礼拝の時刻を知らせる教会や政治・文化の象徴でもある時計塔鐘の存在に行き着きます。民衆の為に鳴る鐘の音を、唯一1人のオーナーのために鳴らす壮大でノスタルジック溢れるコンプリケーションになっています。
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